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奮起湖車庫は幅17.5 m、奥行き43 mで、機関車の検修、整備、補給、着脱、整備士の作業や会議、休息などに使われる重要な場所でした。車庫の中央には2組のレールがあり、南側のレールにはかつて検修ピットがありました。また、南北両側には後方勤務員の休憩室、宿直室、燃料貯蔵庫、貯砂室、倉庫がありました。屋根の構造は、真束(しんづか)トラス構造となっています。トラスというのは三角形を使った骨組のこと。列車の検修作業には広い面積が必要なため、トラスの幅は9 mもありました。ところで、車庫の外壁の色が年代ごとに異なることにお気づきでしょうか。1990年代の写真では青く、今回の修復前の写真では白く塗られています。今回の修復では、ペンキを落とし、現在の車庫は木材そのものの色となっています。