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ようこそ「山と鉄道の記憶・奮起湖-よみがえる車庫の栄光」へ。奮起湖車庫は、阿里山林業鉄路の三大車庫の一つで、そのうち唯一、木造建築が現存しています。この数年、慎重に修復工事が進められ、美しい車庫の姿がよみがえりました。さあ、これから展示を見ながら、車庫の華やかな歴史と奮起湖のまちの風景を学んでいきましょう!

阿里山林業鉄路は、日本統治時代に行われた重要なインフラ建設の一つです。嘉義駅から二万平(にまんへい)駅までの路線が開通したのは1912年。その後、伐採地の開発が進むにつれて、伐採した木材を運ぶために、新たな路線が必要となりました。1914年に本線の阿里山線が沼平地区まで延長されると、その後、塔山線、自忠線をはじめとする支線が次々と開通していきました。より便利になった鉄道システムは、林業の発展に貢献しました。阿里山林業鉄路が100年にわたり運行してこられた背景には、車庫の存在があります。各駅に設置された車庫は、燃料の補給など、縁の下の力持ちとして、列車のスムーズな運行を支えてきました。